一人暮らしをしていると、「他のみんなの食費はいくらぐらいなんだろう?」と気になることはありませんか?
お金が食事のことばかりに消えていくと、もしかしたら自分の食費は高すぎるかもしれない、と気になってしまいますよね。
同時に、「できれば食費をおさえて生活を楽にしたい」といったことも感じていることでしょう。
この記事では、一人暮らしの食費の平均をはじめ、理想の食費の目安、1ヶ月あたりの食費を2万円以下にする節約術についてご紹介していきます。
一人暮らしの食費の平均はいくら?
それではさっそく、一人暮らしの食費の平均額について見ていきましょう。
一人暮らしをしている人が1ヶ月に使う食費の平均はずばり、37,809円です。
1週間あたりの平均は9,452円(1ヶ月分の平均を4で割った金額)
1日あたりの平均は1,260円(1ヶ月分の平均を30で割った金額)
となりますね。
とはいっても、この平均額は、一人暮らしをしている人の全てが対象の金額です。
社会人と大学生、男性と女性では平均額に違いがあります。
なので、以下の細かい条件別に、一人暮らしの食費の平均額を見ていきましょう。
- 「社会人」と「大学生」
- 「男性」と「女性」
- 年齢別
この記事でお伝えしている一人暮らしの食費の平均金額は、総務省の統計事務局が実際に行った調査を元にしています。
一人暮らし中の「社会人」と「大学生」の食費平均
社会人の食費平均 | 大学生の食費平均 | |
1ヶ月 | 43,288円 | 32,818円 |
1週間あたり | 10,822円 | 8,204円 |
1日あたり | 1,442円 | 1,093円 |
大学生に比べて、社会人の一人暮らし食費平均は10,000円ほど高いです。
社会人の方が毎月の食費が高くなってしまうのは、
- 社会人は飲み会などのイベントが多い
- 自宅でもお酒を飲む機会が多い
- 自炊する人が少なく、外食する人が多い
といったことが考えられます。
一人暮らしの中の「男性」と「女性」の食費平均
男性の食費平均 | 女性の食費平均 | |
1ヶ月 | 44,301円 | 32,063円 |
1週間あたり | 11,075円 | 8,015円 |
1日あたり | 1,476円 | 1,068円 |
女性に比べて、男性の方が一人暮らし食費平均は10,000円ほど高いです。
男性の方が毎月の食費が高くなってしまうのは、
- 基本的に男性の方が胃袋が大きく、1回の食事で食べる量が多い
- 女性に比べて男性は自炊する人が少ない
といったことが考えられます。
年齢別の食費平均
~34歳 | 34歳~59歳 | |
1ヶ月 | 40,793円 | 43,270円 |
1週間あたり | 10,198円 | 10,817円 |
1日あたり | 1,359円 | 1,442円 |
34歳以下の年齢層に比べて、34歳以上の年齢層の方が一人暮らし食費平均は3,000円ほど高いです。
34以上の年齢層の方が毎月の食費が高くなってしまうのは、
「人付き合いが多くなって外食する機会が多くなる」といったことが考えられます。
ちなみに、
男女別かつ年齢別の食費平均データもあるので、さらに細かいデータを見たい方は参考にしてみてください。
理想的な一人暮らしの食費の目安
これまで、一人暮らしの食費の平均額について見てきました。
平均額より高かった方や低かった方、平均額とほぼ同じだった方など、様々な方がいると思います。
さて、一人暮らしの食費の平均額ですが、平均額はあくまで平均であり、理想とされている金額ではありません。
平均額を参考にするのもいいですが、同時に、一人暮らしの食費の理想の金額についても知っておきましょう。
一般的に、貯金もできて不自由なく一人暮らしを送るためには、1ヶ月の食費は手取り給料の15%前後になることが理想とされています。
というわけで、いくつかの1ヶ月の手取り給料を元に、15%の食費がいくらぐらいなのか一目でわかる計算表を作成しましたので参考にしてみてください。
1ヶ月の手取り給料(大学生の場合は親からの仕送り金も含む) | 1ヶ月の食費 | 1週間の食費 | 1日の食費 |
15万円 | 22,500円 | 5,625円 | 750円 |
18万円 | 27,000円 | 6,750円 | 900円 |
20万円 | 30,000円 | 7,500円 | 1,000円 |
23万円 | 34,500円 | 8,625円 | 1,150円 |
25万円 | 37,500円 | 9,375円 | 1,250円 |
28万円 | 42,000円 | 10,500円 | 1,400円 |
30万円 | 45,000円 | 11,250円 | 1,500円 |
35万円 | 52,500円 | 13,125円 | 1,750円 |
40万円 | 60,000円 | 15,000円 | 2,000円 |
あなたの食費は、理想の食費と比較して低かったでしょうか?
それとも高かったでしょうか?
理想よりも食費が低いのは問題ありません。
ですが、理想よりも食費が高くて生活に不自由を感じる方であれば、食費を節約できないか見直した方がいいかもしれませんね。
一人暮らしの食費を1ヶ月で2万円以下にする節約術
さて、ここからは、一人暮らしでかかる食費を節約する方法やコツについて紹介していきます。
ここで紹介している節約術を全て実践すれば、1ヶ月にかかる食費を2万円以内にすることも夢ではありませんよ。
平均や理想と比べて一人暮らしの食費が高い方はもちろん、食費をできるだけ抑えてより快適な一人暮らし生活を送りたい方もぜひ参考にしてみてくださいね。
基本は自炊を中心にする
定番ですが、自炊を中心にした生活をすると、食事にかかっている費用を大幅に下げることが可能になります。
ほとんど外食をしているという方が自炊中心の生活を実現できた場合、1ヶ月あたりの食費を30,000円~40,000円安くなることも珍しくありません。
外食ばかりで食費がかなり高くなってしまっている方は、まずは少しずつ外食の回数を減らしつつ、料理を作れるようになって自炊をすることを始めてみてはどうでしょうか?
一人暮らしにおすすめの節約食材
自炊による節約に興味がある方のために、一人暮らしにおすすめの食材を一覧でまとめて紹介しておくので参考にしてみてください。
- 安い
- 栄養価が高い
- 色んな料理に使いやすい
といった一人暮らし向けの食材を厳選していますよ。
食材 | 価格目安 | 食材の解説とポイント |
パスタ | 100円~ (1食分) | パスタは米と比べて安く、コスパが良い。 湯で時間も短く、ガス代にもやさしいメリットがある。 自炊初心者にもおすすめ。 |
パスタソース | 100円~ (1食分) | パスタソースはバリエーションが豊富で飽きにくい。 100円均一でも売られている。 |
冷凍うどん | 300円~ (5食分) | パスタと同じくコスパが良い。 解凍してネギを簡単トッピングするだけでおいしいかけうどんに。 電子レンジで解凍する調理法もあり。 |
もやし | 15円~ (100gあたり) | もやしは安すぎるのに栄養価が高く、レシピも豊富。 |
豆苗 | 100円 (1パック) | 安くて栄養価が高く、野菜炒めやスープに使いやすい。 |
ツナ缶 | 150円 (1缶) | 長期保存ができて便利で、サラダなどに使いやすい。 |
たまご | 200円~ (1パック10個入り) | 冷蔵庫に常に入れておきたい万能な安い食材。 目玉焼き・たまご焼きなどの他に、たまごかけごはんにも使える。 |
納豆 | 50円~ (3パック) | 安くて栄養満点の代表食材。 ご飯にかけるのはもちろん、パスタとの組み合わせもあり。 |
鶏胸肉 | 50円~ (100gあたり) | 肉とは思えなほど安い鶏胸肉は節約に大活躍。 調理法もたくさんあり、蒸してもよし、揚げてもよし。 |
豆腐 | 30円~ (1丁) | たんぱく質が豊富で安い人気食材。 冷奴や湯豆腐など、調理法も豊富。 |
できるだけお得にスーパーで買い物をする
食材を買うなら、できるだけ安く食材を買いたいですよね。
食材を安く買うには、食材が安く売られているスーパーをまず見つけるようにしましょう。
同じ食材でもスーパーによって2倍の差があることも珍しくありません。
また、夕方ころになると、それほど味が落ちているわけではないのに、「2割引」「半額」といった値引きシールが商品に貼られるスーパーがあります。
なので、これらの値引きシールが貼られる時間帯まで知っておくと、より賢く上手に買い物をすることができますよ。
食材を冷凍保存して無駄を出さない
特売で売られている食材をまとめ買いしたときなどにやってしまいがちな失敗として、
「食べる前に食材が腐ってしまった…」ということがあります。
食材を腐らせてしまうと、結局はお金を無駄にしてしまうのでもったいない限りです。
なので、食材は小分けして冷凍保存する習慣をつけ、無駄を出さないように心がけましょう。
学校や会社には弁当を持参する
自宅で食べる食事を自炊するだけでなく、学校や会社など外出先に自家製の弁当を持参すると、さらなる節約効果が見込めます。
ランチは外食をしていたという方が、ランチに自家製弁当を持っていくようにした場合、毎月の食費が10,000円安くなることもあります。
朝の時間に余裕がある方は、昼食用の自家製弁当を作ってみてはどうでしょうか。
飲み物は自宅の水道水を中心にする
食事の節約と同時に意識したいのが、飲み物代の節約です。
できるだけ飲み物は買わず、自宅の水道水を飲む習慣にすると食費を抑えることができます。
自宅では水道水を飲み、外出先には水道水を入れたペットボトルや水筒を持ち運ぶといいでしょう。
逆に、自販機やコンビニで飲み物を買っていると、積もるに積もって1年間で結構な金額になってしまうので注意しましょう。
お菓子を食べる習慣をやめるか食べる量を減らす
「なんとなく口が寂しいから」といった感じで毎日おやつを食べている方は、おやつを食べるのをやめてしまうことをおすすめします。
もしくは、おやつを食べる量を減らすなど工夫をしてみましょう。
ちなみにですが、おやつをもし食べるならバナナを選ぶのがおすすですよ。
お酒をやめるか飲む量を減らす
お酒は一般的な飲み物に比べて単価が高いため、お酒を飲んでばかりいると食費は高くなる一方です。
おやつと同じように、なんとなくの感じでいつもお酒を飲んでいるのであれば、お酒をきっぱりやめてしまうのも節約の一つです。
中にはお酒が好きで趣味なので、お酒をやめるのは難しい方もいるかもしれませんね。
そんな方は、飲むお酒の量を減らすことができないか考えてみましょう。
外食するときはできるだけ安く利用する
これまで、「自炊が一番の食費の節約」であることをお伝えしていきました。
ですが、たまには外食をしたい日もあるはずです。
そんなときは、クーポンや金券を使って少しでもお得に外食を利用するといいでしょう。
クーポンであれば、スマホの無料アプリでダウンロードできるものも多いですし、かなりの割引が適用されることがありますよ。
【一覧まとめ】クーポンサイトのおすすめ28選。お得すぎる割引がたくさん!
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【番外編】ふるさと納税を活用して食材を入手する
収入がある程度あって、「食材をできるだけ安く仕入れたい」という方は、最近流行りの『ふるさと納税』の活用が効果的です。
ふるさと納税を活用すると、実質2,000円の負担で、
- コシヒカリ10kg
- 高級ステーキ肉
- 野菜の詰め合わせセット
など、豪華過ぎる食材を手に入れることができます。
ふるさと納税について詳しく知りたい方は、こちらのサイトページを確認してみてください。
ふるさと納税は、最初に5,000円~50,000円の納税をする必要があります。
ですが、長い期間で見るとあまりにもお得すぎるので、活用しない手はないといっても過言ではありません。
ふるさと納税に興味がある方は、以下のふるさと納税のポータルサイトで、もらえる特産品を1度チェックしてもいいかもしれませんね。
一人暮らしで食費を節約するときの注意点
一人暮らしをする中で、支出を管理しながら食費の節約を頑張るのはすばらしいことです。
しかし、気をつけたい注意点もあるのでお伝えしておきます。
栄養バランスが偏らないようにする
節約のためだからといって、ずっと同じものを食べ続けるのはNGです。
同じものばかり食べていると栄養バランスが偏り、その結果、体調不良となって表れることがあります。
なので、ただ安いものをずっと食べ続けるのではなく、献立メニューのバリエーションを増やして栄養バランスのよい食生活も心がけましょう。
ケチりすぎて生活に支障がないようにする
ケチって食べないようにする、という無理な節約もやめておきましょう。
食事をおろそかにしてしまうと、「お腹が空くのが気になる」「栄養不足」などにより、学業や仕事に支障が出てしまうこともあります。
食費を節約するにしても、必ず生活に差し支えがない範囲でおこなうようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、一人暮らしの食費の平均額をはじめ、理想の一人暮らしの食費や食費の節約術についてお伝えしてきました。
食費が気になる一人暮らし中のあなたにとって、お役に立てることが少しでもあったのであれば幸いです。
とくに、平均や理想に比べて食費が高かったという方は、できる節約をおこなうことでゆとりのある一人暮らしライフを実現してくださいね。
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